■院長からのメッセージ

 当院の基本姿勢は、どのような患者さんにも全て平等に、患者さんの視点・目線で接することを旨としております。
 まだまだ、私も職員も未熟なところがございますが、何かありましたらどんどんご意見をお寄せ下さいませ。
 お叱りを受ける事は我々が進歩し、より良い医療をご提供できる能力を頂く最高のプレゼントと考えております。
 日頃、急性期の疾患が多いのですが、慢性疾患の患者さんには、過去・現在・未来にわたって病気を認識していただき、病気が発生する前に、今何をすべきかを診察室でご理解していただくよう努力しております。
 近年さらに管理栄養士のパワ−もアップして総合的診療に役立てております。

■院長の地域医療活動

●松戸市医師会・松戸市関連活動
医療情報ネットワ−ク委員会担当理事兼委員長
健康増進法委員会委員
健康教育健康相談部会部員
乳がん検診部会部員
ホ−ムペ−ジ運営委員会委員
定款諸規定検討委員会委員
新市立病院建設準備委員会委員

●千葉県医師会
千葉県代議員

●学校医
松戸市立牧野原小学校
松戸市立松飛台小学校
県立松戸国際高等学校

松戸市医師会新しいウインドウが開きます(外部サイト)

千葉県医師会新しいウインドウが開きます(外部サイト)

■医師紹介

資格

所属学会

日本内科学会認定内科医

日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本膵臓学会
日本胆道学会
日本内科学会

岡村庸介ドクター

医療法人社団 真心会
岡村胃腸科外科 医師
岡村庸介(ようすけ)

略歴

平成16年(2004年)
同年
平成19年(2007年)
平成25年(2013年)
平成26年(2014年)
平成27年(2015年)
平成28年(2016年)
令和2年(2020年)

順天堂大学医学部卒業
順天堂大学医学部附属浦安病院 臨床研修医
同病院 消化器内科入局
同病院 がん治療センター レジメン審査委員会委員
同病院 消化器内科病棟医長
行徳総合病院 化学療法委員会委員長
行徳総合病院 内視鏡センター長
岡村胃腸科外科着任

■岡村庸介医師からのメッセージ

 はじめまして。この度、岡村胃腸科外科の常勤医になった岡村庸介です。
 これまで大学病院及び市中病院で、腹部救急疾患の診断及び治療、内視鏡検査及び治療、消化器がんに対する抗がん剤治療や緩和ケア医療を行って参りました。これらの経験を活かし、消化器疾患全般をオールラウンドに診療させていただきます。
 そのために必要な設備が当院には揃っています。レントゲン装置、CT装置、腹部超音波検査装置、上部消化管内視鏡がそうです。さらに2020年4月からは大腸内視鏡も導入致します。つまり「町の診療所で大学病院レベルの外来診療を行う」ことが可能なのです。これこそ私が岡村胃腸科外科で行いたい医療です。
 具体的に申し上げます。急な腹痛でいらっしゃった患者さんには、腹部診察に加えて緊急で腹部超音波を行い、入院や外科的治療が必要なのかを判断します。アニサキスが疑われる患者さんには、緊急で内視鏡を行い除去します。悪性腫瘍が心配な患者さんには、内視鏡検査、CT検査の予定を組みます。万が一悪性腫瘍が見つかった場合は、内視鏡治療なのか、外科的手術なのか、或いは抗がん剤治療や緩和医療なのか、丁寧にご説明させていただき、専門施設へご紹介致します。
 何より、患者様の心に寄り添った、親しみやすい医療を心掛けて参ります。是非、外来にてご相談ください。お待ちしております。

■医師外来担当表

診療担当医表

*(岡村庸介)の時間枠は外来診療は行わず、検査担当の枠となります。
*毎週木曜日は休診日ではありませんが、全日検査のみを行います。

■院長の海外交流レポート

●毎年、年1回海外の医師達(カナダ・アメリカ・HK・タイ・シンガポ−ル・インド・ドイツ・フィリッピン)との交流をしています。

2024年10月:フィリピン・マニラ、ネグロス島支援研究ツアー
4つのロータリークラブを訪問。
フィリピンで初めて会った人たちには心からの言葉と信頼の表現、そして無条件な受け入れ態度でお話をかなりハイテンポでお互いにしますが、GP(General Practice) の言葉が直に、ほとんどの方に理解されたのには驚きました。日本では、ほとんど、それ何?と聞き返されます。総合診療です。ドクターとはフィリピンでも数々の科を若い頃に勉強するのが当たり前になっているようです。

レポート2024年10月19日から30日まで

4つものフィリピンのロータリークラブに行って感じたこと。
彼らは幾多の苦難をかかえ乗り越えながら底抜けに明るく世界観丸出し、限界と思われるほどまで他人に奉仕する人間観がありました。少しショックを感じました。つまり私なんかより+2アルファの前向きさ、人間力、貧しい人達への、心身の障害がある方への愛情、想像力、どうにかしようとする意欲が何倍もありました。少しショックを感じました。彼らのメンバーは圧倒的に女性が多いんです。アメリカ、カリフォルニアで長年看護師をされていた方もおられました。

お会いしたロータリークラブは
1)Bulacan True North (マニラ)
都会で規模が大きくパワフルな女性が多い
2)Makati Ayarla Amity (マニラ)
早朝にもかかわらず多数の方がこられ親睦・交流
3)Dumaguette (ネグロス島)
ドマゲッティ:やや地方の雰囲気で優しい
4)Amazing Manila (マニラ)
幾多の苦難を乗り越えて社会奉仕にかなり積極的
1)、2)、4)のクラブの会長から「姉妹クラブ」になって欲しいと当クラブに要請されました。大変濃い交流とお互いの努力で外国の方々ではあるが、心の交流も出来たと思います。

2016年9月:心暖かい、優しい、いじめのない、幸せの国ブータン
訪問先:Thimphuにてロータリークラブ(会長、幹事、女性社長(王妃の親戚)、Pnakhaの障害児施設など。
国立病院は無料です。ただし初診はすべて総合診療医が診るため超混みで、患者さんは3-4時間待ち、先生方も超多忙です。英語は子供のうちから達者で大人よりしゃべれる子がいるそうです。
お会いしたこの国のトップにいる方たちの人間味、パワフルさ、実行力、勉強熱心さには驚きました。もちろんユッタリズムの方も大勢います。

レポート2016年9月

17日〜21日:成田発バンコック、カルカッタ経由
18日 ブータン入り Thimphuにてロータリークラブの方々と面会。
3000m級の高地、チベット仏教の輪廻転生という考えを信じています。
19日 Pnakhaへ。国王の方針で電気などの文明化は止められています。山道は崖すれすれに車が走りますが彼らはここで死んでも生まれ変わると信じているので怖くないようです。

20日 再びThimphuへ。奈良の大仏に次ぐ巨大な黄金の輝きの仏陀を拝みました。
次に小中高校生くらいの子供たち約60人の障害児施設を訪問、様々な障害を持ちながら朗らかで、言葉は通じなくても向こうから心で通じ合おうとしてきます。女性の校長は国からの援助は殆どないということです。
その夜にはサプライズがあり、王妃の親戚の方から自宅に招待され、家庭的な雰囲気に感激しました。お酒とブータン料理はこの上ないものでした。

2015年9月:シンガポールにドクターツアー
訪問先:総合病院 Gleneagle General Hospital:Dr.Brenda Low Wen Yong and Lester Won/Manager (MBA) Ryoko T. Macintosh、総合診療をしている家庭医 Family Practice:SG Clinic Dr.Suresh Mahatani,Dr.Moti Vaswani and Dr.Jude Lee
物価がおそらく世界一で、大変いろいろと困りましたが、さすがこれも世界一の国際都市として君臨しています。

レポート2015年9月

20日〜23日:
この国際都市にインド・イギリス・スペイン・韓国・中国・台湾・マレーシア・ドイツ・フィリッピン・オーストラリア・アメリカ・フランス・イタリア・スイスなどの国から集まってきて、ほとんど全てにおいてしのぎを削っています。

がんばること、人生観、健康観、教育、結果に生じた格差、できる人が生き延びる国、企業の規模も大きい、日本と違ってまだ正義感、遵法の精神がある国、優秀でも、レベルが高すぎて次第に競争につかれゆく可能性のある国、と感じました。

2015年1月:ベトナムのホーチミン市に奉仕活動に

レポート2015年1月

23日〜25日:
ベトナムで感じたこと:自分の意見をしっかり言う、自分で考え、自ら働き、相手に気を遣い、素早い動きをする、時間を大切にする、困った人に何かをしようとする、という姿勢がベトナムの方々に目立ちました。

ベトナム総領事館にて総領事ほか、女性チャリティの会WOCA代表者などと会談。
WOCAが運営する孤児院3か所を訪問。
同日ベトナムで活躍されている30歳代の元奨学生6人と懇談、皆さん活気がありオープンな心と特有の世界観を持っていました。

2014年8月:マレーシアのクアラルンプールとペナン
今回はとても多くのドクターに会って大変貴重な経験ができました。かならずや日常の診療において皆様に還元できるものと信じています。
7つの医療機関のドクター、クアラルンプールのロータリークラブ会長ほか多数と会談できました。

レポート2014年8月

11日〜16日:
マレーシアに行って主に2つの考え方に私が感じている共通の考えがあることに驚きました。
*患者さんを目の前にしてまず医師が感じなければならないこと、患者さんが思いもしない、全く自覚症状がないレベルで隠れている疾病、今後起こりうる病気、過去に起きていて患者さんが自覚していない病気、そしてこのまま行けば命がけになりそうな疾病群を、患者さんが来た瞬間から予測し、極めて早くそれを見つけること。

*世の中の、体の弱い方、具合の悪い方、障害者の方、脳性まひ、蒙古症、うつ病、躁病、自閉症、学習障害、その他あらゆる精神疾患に対する医療者の診療姿勢 : 
家族を含む受療者側も施療者側も、偏見や差別意識がない、したがって家に隠れたり、特別なところに入所させたり、世間から隠そうとしたり、特別学級を作ったり、入院施設を作らない。
何とかこの方々に広く社会で活躍してもらえるように、様々な職種がサポートしようと常々議論をし、大変な時間を費やしています。

2014年3月:バリ島を訪問。バリ島飲料水支援プロジェクト・ドクターツアー
バリ・タマンロータリークラブにて例会に出席、地元紙Bari Postの取材を受けてから、デンパサールの病院を訪問。

レポート2014年3月

13日〜17日:
デンパサールのSURYA HUSADHA病院(民間)の訪問:
バリでは蚊を媒介にしたデング熱、その他多くの感染症、重症な感染性腸炎、狂犬病も発生しています。
そしてまだ患者さんの20〜30%はシンガポールへ流れて行ってしまうそうです。

昨年訪問した国立のSANGLAH病院とは違いが歴然としていました。
民間の病院で桁違いに評判が良い。ドクターの人間性、質、患者さんに対する姿勢、動き、設備、特に院内のIT化は進んでいました。
詳しくは院内に掲示中です。

2013年6月:韓国を訪問しました。
日韓親善のため、お互いを理解し合う交流をしてきました。究極的にはアジアの平和を推進するためなのです。

レポート2013年6月

14日〜16日:今回の訪韓で感じたことは、
1)無条件で相手と理解し合おうとする力
2)言葉を発するよりも、ともかく仕事をしようとする力
3)計算ずくの雰囲気が消えている
4)マナーが極めて良くなっている
5)女性の能力が高い

6)しかし、貧困、富裕の差が開き始めている
7)建築物(高層ビル等)、車の進歩が目覚しい
8)経済はやや陰りが見えてきている
それにしても、親切、一緒に行った若い経営者たちはすぐに打ち解けていました。
参加した10人足らずの我々のために、韓国の方、家族、子供、奥さん達40名が迎えてくれました。

2013年1月:インドネシア〈バリ〉の医療施設などを訪問
インドネシアの国立病院、「Sanglah Hospital」を訪問、素晴らしいドクター、ナースと会いました。

レポート2013年1月

18日:日本総領事館訪問、国立病院「Sanglah Hospital」訪問。医療機関のスタッフは限りなく働き詰めのようでした。国立病院の給料は安く、夕方から夜遅くまで自分のクリニックでも患者さんのために働く様子が見えました。
血液学教授のSudewaさんは自宅前に置き去りにされた子どもたちを孤児院に連れて行かず、自宅で面倒を見るうちに総数30人以上になり、一番上は高校生になったそうです。

外資系の病院を除き、医療は未だ遅れているところがありますが、現地の人々はとても親切で思いやりがあるようです。
19日:バリ・タマン・ロータリークラブ及び、バリ・デンパサール・ロータリークラブと松戸中央ロータリークラブ、総勢35人でで現地支援活動。夜は総領事夫妻と懇談。
20・21日:地元で大活躍し、インドネシアと日本の友好親善になくてはならない人となった万亀子Iskandarさんのお陰でドクターツアを含め、大変勉強させていただきました。

2012年8月:イタリアのフィレンツェ、シエナの医療施設などを訪問
聖マリア・ノバ病院、サンタマリアデラスカラ病院、ミセルコルディア診療所などを訪問

レポート2012年8月

13日:フィレンツェ・プルシネ・ロータリークラブ
14日:聖マリア・ノバ病院、あらゆる美術館、教会、修道院等へ
15日:イタリアのかつて栄えていた市、ルカ、ピサ(ピサの斜塔)
16日:シエナはパリオ祭の真っ最中でイタリアで一番盛り上がっていました。

17日:シエナ市内、聖カトリーナ教会と聖カテリーナの生家、カンポ広場、サンタマリアデラスカラ病院(いくつもの奇跡を起こした聖カテリーナが実際に働いていた病院)、ミセルコルディア診療所(あらゆるしがらみから離れ、すべての人間を分け隔てなく、まったく差別から程遠い診療を展開する若いドクターを中心としたボランティア集団です)
18日:シエナめぐり

2011年7月:イギリスの医療施設などを訪問
イングランド地域のロンドン、ノースリッジ、オックスフォード、コッツウォルズを訪問

レポート2011年7月

 医師たちの的確に、忙しく立ち回っている姿がありました。また看護師のスピード、真摯さ、反応の良さ、さすがにナイチンゲールを生んだ国です。
 よく働くのは、医師・看護師だけではありません。理学療法士などのたくさんの業種がひしめきあっている中で、自分の職業のほか、更に資格を求めて勉強している方々が多くいます。

 ショックを受けました。電子カルテは勿論当たり前。更にフィルムレスで診察机、あるいは病棟の看護ステーションの横にCR、画像ファイリングを用いていました。診療所はどうしてもアタックできませんでしたが、ロンドンでは、世界でも屈指の病院が目前にいくつ展開してきました。皆さん、ドクターにも言いたい、行ってみなければわからない事がありますね。
 ツアーについては写真とともに院内掲示板に4回シリーズで掲載してゆきます。

2010年6月:韓国の医療施設などを訪問
Don Man Park整形外科クリニック、SEOHO病院、釜山小山RCを訪問

レポート2010年6月

 韓国のある民間病院では400床以上のベッドを有し、3.5億円をかけて院内すべて電子化していました。働くスタッフは明るく親切で特に男性スタッフの生き生きした姿が目に付きました。地下には日本ではあろうことか葬儀場があり、各階にはすべてリハビリルーム、美容関係の設備がありました。

 また、別の開業医のところにも全館電子カルテ化、診療室には当院より大きくカラフルな電子カルテ、2台目のディスプレイにはレントゲン写真がきれいに写されていました。しかし、松戸のEMIネットのように他の病院や診療所と繋がってはいなく、できるのは画像の伝送、読影などのみでした。でも、ともかくほとんどの医療施設に電子カルテが装備されていて何の不都合もなく、韓国の医師たちは使っていると聞きました。

2010年2月:カンボジア視察・支援のために訪問
アジアで一番医療が遅れている地域、特に乳幼児死亡率が一番高い。大変な戦禍を乗り越える中で心の傷を受け、貧困極まりない状況でありながら、人として生き生きと人生を全うしているように見える人々。何を支援すべきなのか?この命題を見てきました。

レポート2010年2月
カンボジアで感じたこと

 断片的ではありますが、「相互の思いやり」が何よりも増して大切であることを痛感しました。人はやはりどうしても自己中心的であり、道から逸れようとします。そのたびに自己を真ん中に引き戻すことが出来るかどうかで、その人の人間性が問われるのです。

 プノンペンで出会った、エリートともいえる英国人、フランス人、インド人たちが、極めて忙しい自分の仕事を抱えながら、カンボジアの困っている子供たちのために医療、教育、経済的な援助、貧困から救うためのあらゆる努力を試みていることに感銘しました。その一人は、フランスの国立大学病院の院長で、私と全く専門が同じ(胃腸科外科学、総合診療)で当地におもむき奉仕活動をやっていました。年齢はそう若くありません。

2009年春:身近なアジアの国フィリピン・セブ市そしてバコロド市を訪問
セブ島ではPWD(Person With Disability and Abused children and women)施設職員 とMedical Center Governmental、バコロド市ではキリスト教アドベンチスト総合病院、ファブロ・オ・ト−レ記念病院の医師、看護師との話し合い、そしてバコロドの地域の方々と懇談しました。

レポート2009年4月
フィリピン・海外ドクターツアーで感じたこと

1) 良いドクターは世界中どこにでもいる、むしろ診断装置、機械に恵まれていないところでは、彼らの診断能力は驚くほどきわめて優秀である。

2) たとえ小児科医、眼科医であっても、総合的な診断能力(内科的、外科的な)を当たり前のように具えている。

3) ドクターも看護師もスタッフもなぜか根っから明るい。特に恵まれない、より幸せの薄い人たちへの愛情は私たち日本人にはかなわない。

4) 市内の地域の人に貧富の分け隔てなく、より深く接する機会がありました。私が行くことを1日中待ち望んでおられた方々(より貧困な食事もままならない人々です)がいまして、

一瞬お会いして病変を軽く触診しただけで、ものすごく喜ばれたのには驚きました。別に手を当てただけで、診断し治療したわけでもないのにです。マザーテレサのなす業のような事なのでしょうか。

5) セブ(観光都市)、バコロド(かなり貧困層が多い)で様々な業種の方とお会いしましたが、より幸せの薄い(フィリピンではよく英語でLess Happierと言います)方々への寄付は我々の感覚で言うと10倍以上の支援を恵まれている人々が恵まれていない人々に行なっているようでした。

6) フィリピン原住、中国系フィリピン、インド系、イギリス系、フランス系、スペイン系、シンガポール系、マレーシア系、アラブ系など人種のるつぼです。日本人の永住も。宗教は厳格なカトリック系が多く、堕胎は禁止され自然と家族は子沢山となります。

2008年夏:ドイツに挑戦いたしました。フランクフルト大学総合病院といくつかの開業医の門をたたきました。
またまた、その国のすごさに圧倒されました。薄っぺらでない人間主義、国の医療資源への力の入れ方、医師への規律の厳しさなどものが違うのです。

レポート2008年8月

 ドイツでの現場修行はフランクフルト、サンクトゴア、ハイデルベルク、ロ−テンブルク、ミュンヘンを訪れました。
 行きのルフトハンザ航空機の中でもと諏訪中央病院院長の鎌田 実さんの一行と一緒になりました。ロシアのチェルノブイリへまた行くのだそうです。

 フランクフルト大学総合病院の設備、敷地の広さ、医師をはじめスタッフの多さ、医療行為上の視点の違い、非常にきめ細やかな気配り、私が想像していたドイツ人のイメ−ジは吹っ飛びました。やはり現地へ行ってみるものですね。
フランクフルト大学総合病院はさすがにドイツ医学、医療の基本ができています。
1184床で4000人の医療スタッフが余裕十分に最先端の医療をしています。国の予算はこの大学に3.85億ユ−ロも出しています。
 日本の医療費抑制はナンセンスとのことです。

患者さんを同じ人間として差別しない、在宅から、外来から入院施設までこころ豊かな医療を常に目指していて職員、学生への教育も徹底しているようです。

  ドイツの大学生にもお会いししましたが、ハイデルベルク大学はさすがにドイツ最古とあって毅然として愛想はなくやっぱりとっつき難く生真面目の感はぬぐえなかったのですが、ミュンヘンで半日お付き合いしてもらったウルム大学の医学部5年生のH.グレックラ−さんは非常に親切でドイツの医療事情、国の政策、学生のカリキュラムと優遇策、医療情報ネットワ−クIT化の現状などよくお話してくださいました。日本の学生との違いや、求める将来像、松戸市のEMIネット(医療情報ネットワ−ク)の話などもしました。
 ショックだったのは彼のお父さんは世界に誇れるシ−メンスの技術者ですが、私とほぼ同年齢なのに来年定年で今後あくせく働かなくても生活が十分保証されることでした。われわれ都市の臨床医はおそらく死ぬまで働き続けることになるでしょう。

■おかむら通信

おかむら通信

 患者さんとの相互理解のためにと、長らく我々スタッフと院長がしたためてきた一つのアイデアである、岡村胃腸科外科の機関紙「おかむら通信」第1号が平成17年5月1日に皆様にお目見えして14年、令和3年12月号で感無量の200号目となりました。

 わら半紙たった1枚の瓦版のような薄っぺらなものですが、いろいろ患者さんのご意見、ご希望、訴え、ご注文、苦情もたくさんいただけるようになりました。
 待合室に設置したご意見箱は今日も一杯です。紙上で発表し、ご一緒にさまざまなことをご検討願えれば、最高の幸せであります。

このホームページ上で最新版はもちろん、2009年新年号に遡って閲覧やプリントができます。
下記のリストから発行日・号数をクリックすると別ウインドウに表示されます。

 . 第236号:2024年12月号new
第235号:2024年11月号 第234号:2024年10月号第233号:2024年9月号
第232号:2024年8月号 第231号:2024年7月号第230号:2024年6月号
第229号:2024年5月号 第228号:2024年4月号第227号:2024年3月号
第226号:2024年2月号 第225号:2024年1月号第224号:2023年12月号
第223号:2023年11月号 第222号:2023年10月号第221号:2023年9月号
第220号:2023年8月号 第219号:2023年7月号第218号:2023年6月号
第217号:2023年5月号 第216号:2023年4月号第215号:2023年3月号
第214号:2023年2月号 第213号:2023年1月号第212号:2022年12月号
第211号:2022年11月号 第210号:2022年10月号第209号:2022年9月号
第208号:2022年8月号 第207号:2022年7月号第206号:2022年6月号
第205号:2022年5月号 第204号:2022年4月号第203号:2022年3月号
第202号:2022年2月号 2022年1月号 別冊第201号:2022年1月号
第200号:2021年12月号 第199号:2021年11月号第198号:2021年10月号
第197号:2021年9月号 第196号:2021年8月号第195号:2021年7月号
第194号:2021年6月号 第193号:2021年5月号第192号:2021年4月号
第191号:2021年3月号 第190号:2021年2月号第189号:2021年1月号
第188号:2020年12月号 第187号:2020年11月号第186号:2020年10月号
第185号:2020年9月号 第184号:2020年8月号第183号:2020年7月号
第182号:2020年6月号 第181号:2020年5月号第180号:2020年4月号
第179号:2020年3月号 第178号:2020年2月号第177号:2020年1月号
第176号:2019年12月号 第175号:2019年11月号第174号:2019年10月号
第173号:2019年9月号 第172号:2019年8月号第171号:2019年7月号
第170号:2019年6月号 第169号:2019年5月号第168号:2019年4月号
第167号:2019年3月号 第166号:2019年2月号第165号:2019年1月号
第164号:2018年12月号 第163号:2018年11月号第162号:2018年10月号
第161号:2018年9月号 第160号:2018年8月号第159号:2018年7月号
第158号:2018年6月号 第157号:2018年5月号 第156号:2018年4月号
第155号:2018年3月号第154号:2018年2月号第153号:2018年1月号
第152号:2017年12月号第151号:2017年11月号第150号:2017年10月号
第149号:2017年9月号第148号:2017年8月号第147号:2017年7月号
第146号:2017年6月号第145号:2017年5月号第144号:2017年4月号
第143号:2017年3月号第142号:2017年2月号 第141号:2017年1月号
第140号:2016年12月号第139号:2016年11月号 第138号:2016年10月号
第137号:2016年9月号第136号:2016年8月号 第135号:2016年7月号
第134号:2016年6月号第133号:2016年5月号 第132号:2016年4月号
第131号:2016年3月号第130号:2016年2月号 第129号:2016年1月号
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第122号:2015年6月号第121号:2015年5月号 第120号:2015年4月号
第119号:2015年3月号第118号:2015年2月号第117号:2015年1月号
第116号:2014年12月号第115号:2014年11月号 第114号:2014年10月号
第113号:2014年9月号 第112号:2014年8月号 第111号:2014年7月号
第110号:2014年6月号 第109号:2014年5月号 第108号:2014年4月号
第107号:2014年3月号 第106号:2014年2月号 第105号:2014年1月号
第104号:2013年12月号 第103号:2013年11月号 第102号:2013年10月号
第101号:2013年9月号 第100号:2013年8月号 第99号:2013年7月号
第98号:2013年6月号 第97号:2013年5月号 第96号:2013年4月号
第95号:2013年3月号 第94号:2013年2月号 第93号:2013年1月号
第92号:2012年12月号 第91号:2012年11月号 第90号:2012年10月号
第89号:2012年9月号 第88号:2012年8月号 第87号:2012年7月号
第85号:2012年6月号第85号:2012年5月号 第84号:2012年4月号
第83号:2012年3月号第82号:2012年2月号 第81号:2012年1月号
第80号:2011年12月号第79号:2011年11月号第78号:2011年10月号
第77号:2011年9月号第76号:2011年8月号第75号:2011年7月号
第74号:2011年6月号 第73号:2011年5月号第72号:2011年4月号
第71号:2011年3月号 第70号:2011年2月号 第69号:2011年1月号
第68号:2010年12月号 第67号:2010年11月号 第66号:2010年10月号
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